医武同源

60歳を目前に控え私が今一番興味あることは「健康」です。

50歳を超えたあたりから「食事」と「運動」には特に気をつけるようになりました。

と言っても、食事に関しては全て家内に任せきりなので大きな事を言える立場にありません。家内は体にいい食べ物は積極に料理に取り入れ、逆に体に悪影響を及ぼす恐れのあるものは購入しないよう常に健康には気をつけてくれているので実にありがたいです。

昔から「医食同源」という考え方があります。

これは病気を治療するのも日常の食事をするのもどちらも生命を養い健康を保つためには欠くことができないもので、源は同じだという考え方です。

これと同じように私は「 医武同源 」を皆さんに提唱したいと思っています。

「武」は魂と体を養生するために行うもので、日頃武道で修練を積んでいれば心身ともに健全でいられるという考え方です。

心身ともに健全であれば、自ずと表情は穏やかになります。

すると、日常のいろんなことが勝手にうまく回転し出すというとてもシンプルな構図ですが残念ながら多くの人がこのシンプルな法則に気づいていません。

表情の暗い人の多くは「魂」が弱っているので魂を覆う「身体」も不調をきたすのは当たり前です。

弱った魂にはびっしりと「ストレス」がへばり付いているので、それを取り除いてあげれば誰でも元気になれます。

武道では無駄なものを一切省いて「無心」で稽古に打ち込むことができます。

道場に入ってきた時は、魂に日頃蓄積されたストレスをびっしりとくっつけているため、目は澱み、猫背で覇気が全くありません。しかし全く問題はありません。稽古が終わるくらいには全身から汗が吹き出し、思考もリセットされ、こびりついたストレスは全部そぎ落とすことができるからです。

学校での成績を上げたい人、会社でもっと結果を出したい人、この頃疲れやすく気づくと愚痴ばかり言ってる人、食欲不振の人、とにかく空手で思い切り身体を動かして心も体もリセットしてみましょう。

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