「返事!!」 365の伝えたい話 第10話
私のイタリア道場では毎回口うるさく
「名前を呼ばれたら返事しなさい!!」
「大きな声で返事しなさい!!」
と言い続けていました。
しばらく言い続けていると「返事」が徐々に改善されてきました。
ある、民間調査で興味深いデータがありました。
小学生に対しての「返事」の調査です。
すぐに返事をする子・・・・・・・・・19%
すぐに返事をしないことがある子・・・64%
すぐに返事をしない子・・・・・・・・17%
これは実に81%の子がまともな「返事」が出来ないということを意味します。
私は思うに、「返事」、「していいことと悪いこと」、「あいさつ」、「お手伝い」
これらはすべて「幼稚園」で全て習ったと記憶しています。
なぜ、小学校にあがり、中学、高校と成長するのに反比例して
人としての基礎的な事を忘れてしまうのでしょう??
よく中学生くらいになると「返事」をすることが恥ずかしいという子がいます。
しかし、幼稚園の子でもちゃんとできる返事を出来ない事の方が
私はよっぽど恥ずかしいことだと思います。
幼稚園で出来ていたことを
小学校になってまで指導すること自体おかしい話ですが、
まともな返事が出来なくなっている子にはやはり正しく指導をすべきだと思います。
たとえ、高校生、大学生になっていたとしても、、、。
そして一番大切なのは家庭内で身近な人からの問いかけに対して
まずは「はい」と答えるような習慣づけだと思います。
物凄く簡単なことですが、簡単なことほど実は直すのは難しいものです。
大人、指導者の立場にある人が率先して気持ちのいい返事をしたいものです。