器をデカくする!!
空手の修行において、私たちはよく「器を大きくしない!」と言います。
しかし、この「器」とは具体的にどうすれば大きくなるのか、その方法を理解している人は少ないようです。
例えば、コップに水を張り、風呂場に水を張って、それぞれにコインを落とすと、どうなるか考えてみましょう。コップにはすぐに水が溢れ出しますが、湖には少しの波紋を残してすぐに水面が静かに戻ります。
この違いは、「器」の大きさを象徴しています。
小さな器(コップ)は少しのことでも溢れてしまいますが、大きな器(湖)は余裕を持って受け入れることができます。したがって、私たちは「器」を大きくすることで、困難や挑戦に対して落ち着いた判断ができるようになります。
「器」を大きくするには、どうすれば良いでしょうか?
最初は問題を受け入れ、やせ我慢することが必要です。
それによって、少しずつ慣れていく修業が必要です。
逃げずに困難に立ち向かい、自ら挑戦を求めることが大切です。
空手の稽古も同様で、毎回汗を流し、自分を追い込むことで、徐々に「器」は大きくなっていきます。
門下生の中には、理由をつけて休む子もいますが、私は小学校から中学校まで全ての日を欠かさず通い、何十年もの間休む事なく空手を指導しています。理由をつけずに続けることの難しさを知っています。
空手は「戦わないで勝つ」ことが大切だと、宗家から学んでいます。
私自身も実践し続けており、門下生にも同じ姿を見せることで宗家の教えの理解を深めています。
空手の修行は、子育てとも通じる部分があります。
子供に求めることは、まず親自身が実践することが重要です。
親が理想的な姿を示せば、子供もそれに倣うでしょう。
子育ては難しいですが、シンプルな考え方で良い結果を得ることができます。
トラブルに弱い人、困難からすぐ逃げ道を探してしまう人
積極的な生き方に変えていきませんか?
私の道場では、「器を大きくする」にはどうすれば良いのかを日頃の稽古を通して理解させ身につけてもらいます。