空手道の真髄:大会参加と段位の意味!!
武道は禅
空手を始めようと思っているあなたへ、大会参加の意義を考えてみましょう。
大会では、道場での稽古とは違い、たくさんの人の前で実力を競います。
これによって、自分の「胆力」がどれだけ鍛えられるか、想像してみてください。
勝負の瞬間は、ただ稽古をするよりも緊張感があります。その緊張こそが成長の証です。
私は武道において、試合の勝敗がすべてではないと考えています。
試合は他人に勝つことに意味があるのではなく、弱い自分の心との戦いです。
私の道場では「拳禅一如」を掲げ、試合での結果に一喜一憂することなく、ただ心を静かに保ちながら稽古します。
試合に参加する時も同じく、座禅を組んだ時のように、心を空っぽにして、自分の技を最大限に発揮させることができるかどうかを確かめる貴重な機会と言えるでしょう。
段位の取得や昇段に対しても、私は最近になって気づいたことがあります。
段位が上がればゴールに近づくというのは大きな誤解だと。
実際は、段位が上がるほど目の前に立ちはだかる壁が高くなり、その克服がますます難しくなるものです。
しかし、その挫折こそが武道修行の真髄を理解する一助となります。
空手は、技を極めるだけでなく、自己を知り、鍛える旅でもあります。
是非、その旅に参加してみてください。きっと新たな発見があるはずです。