「女性にこそ空手」
私は2006年にミラノに移住し、今年2022年8月に日本に本帰国致しました。
日本とイタリアでは様々な点が異なりますが、中でも一番違うと思うのは男性も女性もイタリア人はとても格好いいということ。
誰もが女優、男優に見えるというと言い過ぎですが、しかし総じてイタリア人は格好いいです。
そりゃあ、ホリが深く顔が小さいからでしょ、、、と。確かにそれはあります。
しかし、私がカッコイイと思うのはその点ではなく、日本人とイタリア人の大きな違いは姿勢と歩き方にあります。
イタリア人は肩甲骨を下げ、ヘソから歩いているのに対し、日本人は肩甲骨が上がり、足から歩いている方が殆どです。
肩甲骨を上げてしまうと背が丸まり猫背になってしまいます。
そして足から歩くというと歩き方として当たり前でしょ、、と思われるますが、ヘソから歩くと自然に足がついてくるので颯爽と歩けますが、足から歩くと靴を引きずるような歩き方になってしまいます。若い方はその違いに気づかなかいかもしれませんが、歳をとって歩くたびにズーズーと引きずるような音を出すのは日本人の高齢者に圧倒的に多いことで解ると思います。
日本に住んでいる分には気にならないかもしれませんが、海外ではこのような擦るような足音を出して歩く人は怪我などをして足に問題がある人は別としてあまり見かけません。
武道では頭のてっぺんを糸でピンと天井から吊られた姿勢を維持します。これにより背筋がピンと伸びるため、首が前傾する格好悪さ、猫背は解消されます。

さらにおヘソの下の丹田(たんでん)を意識し、ヘソから歩くようにすれば足を擦って歩くような事は解消され、日常の動き全体が洗練され見違えるほど格好良くなります。
空手で素早い「突き」、力強い「蹴り」を身につけるだけでもカッコ良くなりますが、それより空手の基礎的な身体動作を身につける事で、何気ない所作1つ1つに磨きがかかります。
ダイエットや整形やら化粧をしなくても自然体の状態で「あっ!あの人かっこいい」「素敵!」「綺麗!」と思われるようになります。
「基本の美しさ」を身につけた女性は無敵です。

「粋な女性」になりたい方は是非私の道場にお越しください。